WordPressで作ったサイトはあるけれど、更新もセキュリティ対策も後回しになっている。
社内に詳しい人もいないし、壊れたらどうしようと思いながら、そのままにしている。
そこへ、10月21日の「PHP」の重大な欠陥のニュースです。
ホームページを動かすプログラムに危ない穴が見つかり、銀行の一部のサービスや、首相のホームページまでが一時的に止められました。
普段ホームページの話なんてしない人まで口にしていて、私もことの大きさに驚きました。
WordPressも、このPHPの上で動いています。
「うちのサイトは関係あるの?」と思っても聞ける人がいない、そんな小さな会社や個人事業主の方に、私がまず相談先として勧めたいのは、サイト引越し屋さんのWordPress保守です。
初期費用0円、最短1か月から、解約の違約金もありません。
プランで迷ったら、更新作業まで入ったスタンダード(月11,000円・税込)を選ぶのがおすすめです。
ただし、次の方には合いません。
- 夜中や休日に壊れても、すぐ直してほしい方(障害対応は平日9〜17時)
- もう壊れてしまっていて、復旧だけを一度頼みたい方
- これから新しくホームページを作りたい方
WordPress保守の費用は、何で変わる?
保守会社の料金ページを見ていくと、月数千円のものから数万円のものまで、かなり幅があります。
この差は、会社の高い安いというより、どこまで任せるかの差です。
大きく分けると、保守の中身は次の3段になっています。
- 見張りと備え:サイトが止まっていないかの監視、バックアップ、壊れたときの復旧
- 更新:WordPress本体やプラグインのバージョンアップ
- 修正:文章や画像の差し替えなど、中身の手入れ
1段目だけなら安く、3段目まで任せるほど高くなります。
見積もりを比べるときは、月額の数字より先に、この3つのどこまでが入っているかを見てください。
同じ「月1万円」でも、更新が入っているかどうかで中身はまるで違います。
「24時間365日対応」は、夜中に直してくれるという意味?

保守サービスでよく見る「24時間365日」は、ここが一番読み違えやすいところです。
サイト引越し屋さんの料金表にも、全プランに「24時間365日サイト監視」と書かれています。
ただ、注記まで読むと、こうなっていました。
監視及びモニタリングデータの保存は24時間365日となります。
障害発生時のご対応につきましては、弊社営業時間内(平日9:00~17:00)となります。
(出典:サイト引越し屋さん WordPress保守サービスの料金表の注記、2026年11月4日に確認)
24時間なのは、見張りの方です。
実際に直す作業は、平日の昼間に行われます。
金曜の夜に止まったら、対応が始まるのは月曜の朝になる、ということです。
ここは悪く言うつもりはなくて、小さな会社のコーポレートサイトなら、私はこれで十分だと考えています。
お問い合わせや会社案内のページが週末に少し止まっても、売上がすぐ消えるわけではないからです。
逆に、ネットショップのように夜も週末も注文が入るサイトなら、夜間・休日に対応してくれる会社を探した方がいいです。
ほかの会社を比べるときも、「監視の時間」と「直してくれる時間」が分けて書かれているかを見ておくと、あとで困りません。
サイト引越し屋さんの3つのプラン、どれを選ぶ?
料金と中身は、次のとおりです。
| ライト(個人の方向け) | スタンダード(法人向け) | プレミアム(更新が多い企業向け) | |
|---|---|---|---|
| 月額(税込) | 5,500円 | 11,000円 | 16,500円 |
| 24時間のサイト監視 | ○ | ○ | ○ |
| AWS環境での定期バックアップ | ○ | ○ | ○ |
| 障害発生時の復旧対応 | ○ | ○ | ○ |
| WordPressの月次メンテナンス(更新) | なし | ○ | ○ |
| 既存ページの修正 | なし | なし | ○(無制限) |
(出典:サイト引越し屋さん WordPress保守サービスの料金表、2026年11月4日に確認。料金はレンタルサーバーを使っている場合)
バックアップは、AmazonのAWSの環境に保管するとあります。
レンタルサーバーとは別の場所に控えを置いておくので、サーバーごと壊れても戻せる、というのが公式の一番の打ち出しです。
ライトで足りるのは、更新を自分でできる人
ライトには、月次メンテナンス(WordPress本体とプラグインの更新)が入っていません。
見張りと、壊れたときの復旧はしてもらえますが、日ごろの更新は自分ですることになります。
管理画面から更新ボタンを押すのが苦にならない方、社内に触れる人がいる方なら、ライトで十分です。
迷ったら、スタンダード
社内に詳しい人がいないなら、私はスタンダードにします。
WordPressで一番怖いのは、更新を放っておいたことで入り込まれるか、更新したことで表示が崩れるか、のどちらかです。
どちらも更新まわりの話なので、そこを任せられるかどうかが、保守を頼む意味の半分くらいを占めると私は思っています。
スタンダードの更新は、大きなバージョンアップがあっても、すぐには当てないそうです。
新しい版でよく起きる不具合が落ち着いたのを確かめてから行う、と公式の注記にあります。
自分で更新ボタンを押して画面が真っ白になる、という心配から離れられるのは、月5,500円の差以上の価値があります。
プレミアムの「無制限」は、差し替えだけ
プレミアムの「無制限で既存ページの修正」は、すでにあるページの文章や画像の差し替えが対象です。
新しい記事やバナーを作ること、新しいプラグインを入れることは、別料金になります。
「月16,500円で何でも頼める」わけではないので、お知らせや商品の入れ替えが毎月何度もある会社向けのプランです。
契約で気になる、縛り・違約金・初期費用
ここは、はっきりしています。
- 初期費用:0円
- 最低契約期間:なし(最短1か月)
- 解約の違約金:なし
長く使うと決めた方には、先払いでの割引があります。
- 12か月契約:1か月分の割引(最大16,500円引き)
- 24か月契約:3か月分の割引(最大49,500円引き)
- 36か月契約:6か月分の割引(最大99,000円引き)
割引を受けるには、その期間の代金をまとめて先に払います。
私なら、最初の数か月は月払いで様子を見て、やり取りに不満がなければ12か月の先払いに切り替えます。
支払いは、銀行振込か、PayPal経由のクレジットカード払いです。
ひとつ気をつけたいのは、この料金表がレンタルサーバーを使っている場合のものだということです。
AWS・Azure・VPSなどにサイトを置いている場合も対応はしてもらえますが、料金は別の体系になり、問い合わせて確かめることになります。
(出典:サイト引越し屋さん WordPress保守サービスのよくある質問、2026年11月4日に確認)
今の制作会社から乗り換えられる?
乗り換えられます。
ほかの会社が作ったWordPressでも対応していて、今の管理会社とのやり取りや、新しいサーバーの契約手続きも、無償で代わりにしてもらえます。
ただし、今の会社に「解約します」と伝えるのは、自分でする必要があります。
気まずいのはその一言だけで、その後の技術的なやり取りは任せられる、と思っておけば大丈夫です。
乗り換えの前に一つ見ておきたいのが、サーバーとドメインの契約名義です。
サイト引越し屋さんは、お客さん名義での契約を勧めています(希望すれば、サイト引越し屋さん名義で管理してもらうこともできます)。
今の名義が制作会社になっている場合は、乗り換えの話をする前に、誰の名義になっているかを確かめておくと話が早いです。
名義の確かめ方は、ホームページのアドレスは誰のもの?契約の名義を確認するにまとめています。
自分で管理するのと、どっちがいい?

自分で管理すれば、毎年かかるのはサーバー代とドメイン代くらいです。
実際の金額と、業者に払う差額で何を買っているのかは、ホームページの維持費は年間いくら?自分で管理した場合の実額で詳しく書いています。
分かれ目は、金額よりも、社内に次のことができる人がいるかどうかです。
- WordPressとプラグインの更新を、毎月続けられる
- 更新で表示が崩れたときに、元に戻せる
- 改ざんされたときに、バックアップから戻せる
冒頭でふれた10月21日のPHPの騒ぎは、まさにこの話でした。
PHPは、WordPressを動かしている土台のプログラムです。
首相のホームページが止まった件は、こちらの記事に載っています。
ニュースを見て「うちのサイトも関係あるの?」と思っても、社内に分かる人がいなければ、それすら判断できません。
こういうときに聞ける相手がいるかどうかが、保守を頼む一番の意味だと私は思います。
なお、PHPの切り替えが月額の範囲に入るかは、サイト引越し屋さんの料金表には書かれていません。相談するときに、あわせて聞いておくと安心です。
3つともできる人がいるなら、外注しなくても回ります。
1つでも怪しいなら、月11,000円で手放してしまった方が、本業の時間を守れると私は思います。
相談は、どう進む?
申し込みは、サイト引越し屋さんの保守のページにある無料相談フォームからです。
入力するのは、名前・メールアドレス・保守したいサイトのURL・今の悩みと、検討中のプランです。
プランは「どのプランを選べばいいか分からないので教えて欲しい」も選べるので、決めきれていなくても相談できます。
会社名と電話番号は任意でした。
やり取りはメール・電話・ビデオ会議で、分からないことがあれば、契約の前にビデオ会議で相談もできます。
「無理な営業はしません」ともページに書かれているので、まずは自分のサイトの状態を見てもらうつもりで送ってみるのがいいと思います。
(出典:サイト引越し屋さん WordPress保守サービスの相談フォーム、2026年11月4日に確認)
まとめ:更新を任せられる人がいないなら、スタンダードから
WordPressのサイトがレンタルサーバーにあって、社内に更新を任せられる人がいないなら、私はサイト引越し屋さんのスタンダードから相談します。
縛りも違約金もないので、合わなければやめられるからです。
夜間・休日の対応が要るサイトだけは、ほかの会社も比べてみてください。
更新のたびに画面が崩れないか身構えていた時間を、本業や、サイトに載せたいことを考える時間に回せるようになると思います。




