ホームページは作ったら終わりではなく、その後にも毎年いくらかの費用、維持費がかかるのをご存じでしょうか。
ホームページ作成を業者に任せた場合、制作料とは別にこの維持費で月額1万円前後、または内容によりそれ以上ということもあります。
ただ、これをもしご自分で管理するなら、必ずしも毎月1万円といった費用が必要なわけではありません。
例えばホームページを作ったり管理したりして生計を立てている私の場合では、サーバーとドメインを自分で契約して、年間16,845円でホームページを運営できています。
つまりホームページの維持費は、自分で管理するなら年間2万円弱で足りるということです。
対して業者に任せる場合は、先ほど言ったように月額1万円前後が相場です。
年間2万円もしないものを、毎月1万円以上払うと考えると、なんだか金額の幅が大きく見えてしまいますね。
ではその差額はなにかというと、ホームページの維持の作業を代わりにやってもらう料金にあたります。
例えば、ホームページをGoogle検索上に置いておくための費用、正常に表示され続けているかを管理してくれるための費用など。
この2つにかかるんだと納得できると、見積書の数字の意味が変わってきます。
この記事で分かること
- ホームページの維持に毎年かかるものの中身
- 私が実際に払っている年16,845円の内訳
- 業者に任せた場合との差額は何に対する料金なのか
ホームページの維持費は何にかかる?
ご自分で作った場合、ホームページの維持費に毎年かかってくるのは、置き場所の代金(サーバー代)とホームページの住所(ドメイン代)の2つだけです。
これに、最初の一度だけかかる見た目の費用(デザイン=テーマ代)が加わります。
データの置き場所にあたる「サーバー」
サーバーは、ホームページのデータを置いておく場所です。月額または年額で借りる形になります。
この契約が続いている限り、ホームページは表示され続けます。逆に言えば、更新料の支払いが止まった時点で見られなくなります。
住所にあたる「ドメイン」
ドメインは「〇〇.com」「〇〇.co.jp」のような、ホームページの住所にあたるものです。URLアドレスという名の通りです。
会社のメールアドレスを作りたい場合も、このドメインが必要になります。ホームページのアドレスと、メールアドレスの「@」より後ろは、同じものを使います。
サーバーとドメインがご自分の会社や名義で契約できるなら、毎年の更新費用も自分で払って管理できるということです。
そうすると、後からホームページ作成してもらった業者ではなく他のところに維持管理してほしくなった時にも、同じホームページ(置き場所と住所も)そのまま継続して使うことが出来ます。
見た目を決める「テーマ」
ご自分でホームページを作る場合は、最近では「WordPress」というツールを使う方が多いです。昔は「ホームページビルダー」というツールもありました。
このWordPressでは、デザインの雛形・テンプレートとして「テーマ」というものを土台に使います。
テーマには有料のものと無料のものがあり、有料でも買い切りが主流です。なのでテーマ代は毎年払うものではなく、最初の一度だけです。
例えば私が使っているものだと「SWELL」というテーマが17,600円で「THE THOR」というテーマが16,280円です。
また、無料のものでも十分見やすいホームページを作ることは可能で、現に多くの会社や企業でも「Lightning」という無料のテーマでホームページが作られています。
つまり、ホームページにどんな役割を持たせたいかにもよりますが、事業内容を伝える名刺代わりのような基本のホームページであれば、無料テーマでも十分だということです。
私が毎年払っている維持費の実額
それでは実際の金額を例に出します。
私が使っているサーバーは「シンレンタルサーバー」というところのベーシックプランで、年契約をしています。
ドメインも同会社の「シンドメイン」というところで取得しました。
| 項目 | 金額 | 支払い |
|---|---|---|
| サーバー代 | 14,784円 | 年1回 |
| ドメイン更新料 | 2,061円 | 年1回 |
| 合計 | 16,845円 | 年1回 |
月にならすと1,400円ほど。月々のスマホ1台分の支払い料金よりも安い金額でホームページは維持できてしまうんですね。
デザインの雛形であるテーマの金額は、最初の一度だけ上記と別にかかります。
\ホームページを作れる人からの一言/

業者に任せると月1万円前後
ホームページの維持管理を、制作してもらった会社に委託した場合、月額1万円から3万円あたりが相場です。
年にすると12万円から36万円。自分で管理した場合の年2万円弱と比べると、差は年10万円以上になります。
| 管理のしかた | 年間の目安 | 含まれるもの |
|---|---|---|
| 自分で管理する | 約2万円 | サーバー代・ドメイン代 |
| 最低限だけ任せる | 約7万円〜 | 上記+維持の管理 |
| 更新まで任せる | 約12万円〜36万円 | 上記+更新代行・障害対応 |
値段だけを見ると高く感じるかもしれませんが、この差額が何に対する料金かというと、次のようなものが含まれます。
- 支払い期日の管理
- データの控えを保存
- 表示されなくなった時の修復
- 文章や写真の差し替え
- 季節や時期で内容を変更・更新
- イベントやお知らせの掲載
社内に触れる人がいない状態で放置されたホームページは、ある日突然消えます。
これは大げさな話ではなく、サーバーやドメインの更新料をうっかり支払い忘れて、しばらくホームページが表示されていないことに何日も気づかず、機会損失を被ったなんてことは、本当に起こり得ていることです。
それを防ぐための必要経費だと考えると、妥当な料金ではないでしょうか。
判断の分かれ目は、社内に触れる人がいるか
自分で安く済ませる方法と、業者・プロに頼む方法。どちらが正解という話ではありません。
社内にホームページを触れる人がいるなら、自分で管理する。いないなら任せる。
この一点が、金額の高い安いよりも先に決まります。
大切なのは、業者に頼む場合でも、毎月払う金額の中に何が含まれているかを知っておくことです。
月額の管理費を提示されたときに、そのうちいくらが実費で、いくらが作業の代金なのかを聞けるかどうか。そこで見え方が変わります。
サーバーとドメインを制作会社の名義で契約すると、管理料が上乗せされることがあります。自社の名義で直接契約しておくとその分が減り、業者を変えるときの手続きも軽く済みます。
なので契約前に「名義は誰になるか」を聞いておくことも必要です。
よくある質問
Q. 維持費を払わないとどうなりますか
ホームページが表示されなくなります。住所にあたるドメインは、更新を止めると一定期間のあとで他の人が取得できる状態になります。同じ住所に戻れなくなる場合もあるので、年1回の更新だけは忘れないようにしてください。
Q. 月額制(サブスク)なら維持費は別にかかりませんか
基本的に月額の中に含まれている形をサブスクというので、別途で請求されることは少ないでしょう。ただし払い続けている間だけ使えるサービスなので、解約するとホームページは見られなくなります。契約前に、止めた後はどうなるかを確認しておいてください。
Q. 維持費をもっと安くできますか
ご自分でする場合は、月払いを年払いに変えると割安になるサーバーが多いです。住所(ドメイン)の種類によっても年間で支払う金額が変わります。それから見た目の雛形を買い切りまたは無料のテーマにしておけば、毎年の出費は増えません。
維持費を知ってから見積もりを見る
ホームページの維持費は、自分で管理するなら年間2万円弱。私は実際に年16,845円で運用しています。
ホームページ作成の会社に維持も任せる場合は月額1万円前後が相場であり、管理維持の作業を代わりにやってもらうための費用です。
前もってこの数字を知っておくことで、月額の管理費を提示されたとき、そのうちいくらが実費で、いくらが人件費なのかを聞けるようになります。
何も知らずに「ホームページの維持費はそんなものなのか」と鵜吞みにせず、あらかじめ質問できる状態で相談に行くことが、適正な金額で依頼するための近道になります。




