「初期費用が安く済むから」と月額制(サブスク型)でホームページを作成したものの「もし将来解約したら、このホームページはどうなるのだろう?」と疑問に思ったことはありませんか?
せっかく作ったホームページのデータは手元に残るのか、それとも完全に消えてしまうのか?
今回は、月額制ホームページを解約した際のデータの扱いについて、実際に制作会社6社を調査した結果や、知人のリアルな体験談を交えて解説します。
この記事で分かること
- 解約したあとホームページがどうなるか
- 制作会社によって扱いがどう分かれるか
- 契約前と契約後にできる確認
多くの場合、解約するとホームページは見られなくなる
結論から言うと、月額制のホームページは解約するとサイト自体が見られなくなる(消滅する)ケースが大半です。
月々払う形のホームページは、買っているのではなく借りている状態に近いからです。
家賃の支払いをやめれば部屋を出ることと同じで、支払いが止まれば公開も止まります。
そうすると、会社名でGoogle検索しても出てこなくなり、中の文章や写真が自動的に手元へ戻ってくるわけでもありません。
もうひとつ見落とされやすいのが、連絡先です。ホームページのURLに付随したメールアドレス(info@example.comなど)を作っている場合、そちらも使えなくなります。
メールアドレスは大抵、名刺や請求書に載せていることが多いですから、こちらもどうなるのかを確かめておいたほうがいいでしょう。
ただし、上記はあくまでも「そういった場合が多い」というだけで、実際のことろ解約後のデータの扱いや条件は、契約している制作会社によって大きく異なります。
会社によって異なる「解約後の対応」
今回、月額制ホームページ制作会社6社の利用規約等を実際に調べてみたところ、以下のような違いがありました。
買い取りができる会社
例えば「andHP」という月額制のホームページ作成サービスの場合、解約時に11万円を支払うことでホームページのデータを買い取ることが可能です。
このandHTPは月額制サービスですが、もともと「買い切り型」のサービスで契約しているホームページ作成会社の場合は、データはそのまま手元に残ります。
ホームページのアドレスだけ返還される会社
サロン向けに特化したあるホームページ制作会社「サロンパートナーズ」では、ホームページのデータ自体は消去されてしまいますが、ドメイン(ホームページアドレス、URL)のみ返還してもらえるという記載がありました。
記載がない会社(6社中4社)
調査したうちの4社は、解約後のデータの扱いについて公式サイト上に明確な記載がありませんでした。
「解約料0円」の落とし穴に注意
中には、大きく「解約料0円」と謳いながら、よくある質問(FAQ)のページを隅々まで読むと「違約金」に関する記載がひっそりと書かれている会社もありました。
契約を結ぶ前には必ず「解約時の条件」や「違約金の有無」「データの買い取り可否」を金額ベースで確認しておくことが重要です。
契約する前に確認しておくこと
ホームページの解約のときに出来ること/出来ないことは、契約の時点でほぼ決まっています。
費用の確認と同じ種類の質問ですから、聞きにくい話ではありません。
- 解約したあと、ホームページは見られなくなるのか
- 文章や写真のデータは渡してもらえるのか、費用はかかるのか
- 最低契約期間は何か月か、途中でやめた場合はいくら払うのか
- ホームページのアドレスは自分の名義で使い続けられるのか
【実体験】データがあっても引き継ぎ先がないと続けられない
「万が一解約しても、データさえもらえれば他の会社で続けられるだろう」と考えている方は、少し注意が必要です。
以前、私が知人のホームページの保守管理をやめることになった際の話です。
私は知人に対し「ホームページのデータは全部そのままお渡ししますし、他社サーバーへの移管作業も手伝いますよ」と伝えました。
しかし、結果的にその知人はホームページをたたむことになりました。
理由は非常にシンプルで、次に頼む相手(引き継ぎ先)を自分では探せなかったからです。
どれだけ完全なデータが手元にあったとしても、それをサーバーにアップロードして保守・更新していくスキルがご自身になければ、ホームページを維持することはできません。
解約してデータを引き継ぐ場合は、「データをもらえるかどうか」だけでなく「その後の運用を誰に任せるか」までセットで考えておく必要があります。
よくある質問
Q. 解約するつもりはないのですが、先に聞いておく必要はありますか
急ぐ話ではありませんが、事業の形が変わる可能性があるなら、一度確かめておくと安心です。聞いたからといって、解約の意思を示したことにはなりません。
Q. ホームページが消えても、作り直せばいいのでは
作り直すことはもちろんできますが、実は手間がかかるのは、見た目よりも文章と写真のほうです。今あるホームページの文章をコピーして保存し、使った写真をまとめておくだけでも、次に作るときの負担が減ります。
Q. 契約書が見当たりません/どこに書いてあるか分かりません
その会社のホームページによくある質問のページに書かれていることも多いです。見つからなければ、問い合わせフォームから聞いてください。契約済みの場合は、申し込み時のメールと、引き落としの明細に出ている会社名から確認できます。
まとめ
月額制ホームページを解約した際の一般的な傾向は以下の通りです。
- 基本的には解約=ホームページは見られなくなる
- ホームページと同じメールアドレスを使っていたのなら、それも使えなくなる
- お金を払えばデータを買い取れる会社もある(会社によって金額はバラバラ)
- データが残っても、運用できるスキルや引き継ぎ先がないと結局閉鎖することになる
契約前には、必ず解約時のデータの扱いや違約金について確認するようにしましょう。
なお、具体的な各社のプラン詳細については、以下の比較記事で詳しく解説していますので、あわせて参考にしてみてください。
各社が月額でどこまでやってくれるのかを記載しました。
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月額制のホームページ制作を比較|見るのは契約期間と解約後
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